登場人物
竹園祐二様クライアント
株式会社アルトル代表取締役社長。人材紹介・SES・不動産仲介・制作・研修事業を展開。
古谷野支援者(本人)
組織構築・データ整備・財務自動化を担当する外部パートナー。今回は5年実行計画の骨子提示と、予算策定に必要な財務・人件費データの整理を実施。
決定事項・合意事項
- 5年実行計画の作成と運用方針。1年の現実的な予算計画と、5年後の状態目標(=逆算の起点)とを、途中の接続点(3年後)でつなぐ形の5年実行計画を作成・運用することに合意。3年後の接続点は状況に応じて柔軟に変数として見直す前提。
- 法人とプライベートの口座・カード分離。法人化のタイミングを目途に、銀行口座・クレジットカードを法人名義とプライベートで完全に分けることに合意。
- 広告費の毎月積立てによる予算計上。広告単価36万円×年2本分÷12か月=6万円という算定根拠のもと、年2回の広告出稿に対応するため、広告費として毎月6万円を積み立てて予算に組み込むことに合意。
- 竹内デザイナー氏との契約終了。今後の基本案件には関与しない体制で進めることに合意。当初、契約外の支払請求が生じ一時温度感の高いやり取りとなったが、トラブル回避のため覚書と終了依頼書の書面締結をもって前倒しでの支払いを決定した(会議外のコミュニケーションより追記)。
- ゲーム制作の予算上限と支払条件。プログラマー報酬は着手時4万円・販売開始時6万円の計10万円、イラスト報酬は5万円を上限とし、超過する場合は不採用とすることに合意。
- 吉田氏へのLive2D制作報酬。完成時1万円、売上に応じた報酬30%、および1年後の買い取りを含む報酬体系を適用することに合意。
- 紹介事業の予測データ反映。エージェントの有無で報酬体系が変わるため、今後は毎回のミーティングで口頭確認し、古谷野が予測データへ入力する。
タスク・宿題・ネクストアクション
竹園様 側
| タスク | 内容 | 期限 |
|---|---|---|
| 経理仕訳の整理 | 内容が不明な仕訳データを精査し、古谷野の作業を支援する。 | 継続対応 |
| 法人カードへの集約 | 今後の経費支払いを法人名義のカードに集約する。 | 継続対応 |
| 紹介案件の支払情報の共有 | 永井さんの紹介者等の支払いに関する情報を整理し、古谷野へ共有する。 | 継続対応 |
| 口座の分離 | 法人化に合わせ、プライベートとビジネスの口座・カードを分離する。 | 法人化時 |
| プログラマー報酬の確定 | リリース時期が確定した段階で、プログラマーへの支払いスケジュールを最終確定する。 | リリース時期確定後 |
| イラスト制作費の支払調整 | リリース時期に合わせて支払いタイミングを調整する。 | リリース時期確定後 |
| クリエイター市場調査 | クラウドソーシング・求人情報を調査し、スキル要件に応じた市場単価を把握する。 | - |
| 監修者への情報収集 | 太田さんには既に監修を担っていただいている。実際に制作するクリエイターの作業量・所要時間・品質等を根拠にした適正な報酬について、太田さんから情報収集する。 | - |
古谷野 側
| タスク | 内容 | 期限 |
|---|---|---|
| 広告費積立の予算組み込み | 毎月6万円の広告費積立を予算計画に組み込み、年間目標として管理する。 | 近日中 |
| 人材紹介の売上予測更新 | 今回判明した新規案件(谷テ案件等)を反映し、売上予測シートを更新する。 | 近日中 |
| モデル単価MTGの開催 | 竹園氏と各事業のモデル単価・利益を決定するMTGを開催する。 | 継続対応(次回議題) |
財務実績・損益分岐点
4〜6月の3ヶ月実績をベースに、現状の財務状況を可視化した。認識の乖離を防ぐため、両者で数値を共同確認しながら進めた。
4-6月 月商平均
235,721円
直近3ヶ月の実績平均
今後の月商予測
約220,000円
人材稼働状況を反映
損益分岐点
405,418円/月
役員報酬・広告宣伝費等の固定費込み
営業利益率
約40%
6ヶ月累計ベースは約15%
労働分配率
約60%
役員報酬未発生のため実態より低め(相場80-90%)
人員構成と売上予測。山下氏・小林氏・原氏の稼働状況と報酬設定を確認。小林氏の満額稼働、原氏の9月稼働開始など、各メンバーの稼働時期を精査したうえで売上・人件費の予測を更新した。
経費の分類・外注費の予算化。通信費・賃料(約18,000円)・交通費・会計費等の支出項目を確認。外注費は月ごとの変動が大きいため、直近3ヶ月の平均値を採用してブレを抑えた予算立てとすることにした。
労働分配率の水準について。竹園様本人の役員報酬が現時点で未発生であることが、労働分配率(約60%)を実態より低く見せている一因。立ち上げ期でこの事業規模であれば、労働分配率はおおよそ80〜90%程度が相場観。
キャッシュフローと損益(PL)の違い。初期構築費用のように帳簿上は赤字に見える項目でも、現金の流出時期を調整することで資金繰りを安定させられる旨を確認した。
月次収支のシミュレーション。売上目標40万円のうち半分(約20万円)が役員報酬に充当されるため、事業運営の実質ベースは約20万円。現状は月22万円の収入に対し月22.6万円の支出という試算になり、目標到達に向けた課題が数値として可視化された。目標42万円のうち人材委託で22万円をまかなった後、残り約20.6万円をどう埋めるかが課題で、各事業のモデル単価算出が必要という結論に至った。しかし、人材委託の進捗見通しが芳しく、新規の人材委託候補が4名(うち3名が高い見込み)、案件先も5〜7件程度の調整が進行中のため、見通しが立ち始めている。
広告戦略の転換。従来の委託広告に加え、紹介に関する広告を定期的に打ち出す戦略を検討。広告費を他社に負担してもらう形での紹介成立構想も議論した。
クリエイター報酬・体制
竹内デザイナー氏との契約終了。今後の基本案件には関与しない体制で進める。当初、契約外の支払請求が生じ一時温度感の高いやり取りとなったが、トラブル回避のため覚書と終了依頼書の書面締結をもって前倒しでの支払いを決定した(会議外のコミュニケーションより追記)。
ゲーム制作の予算・体制。プログラマー報酬は着手時4万円・販売開始時6万円の計10万円、イラスト報酬は5万円を上限とし、超過する場合は不採用とする。制作費はポケットマネーからの支出も検討しつつ、リリース時期に合わせて支払う方針。
Live2Dプロジェクト(吉田氏)の報酬設計。完成時1万円、売上に応じた報酬30%、および1年後の買い取りを含む体系とし、売上が上振れした場合でも過度な支出にならない構造にした。
制作体制と配分案。イラストレーター・Live2D担当・監修者の3名体制とし、売上に対する配分をイラストレーター35%・Live2D担当30%・監修5%、残り30%を利益とする案を確認。既存の監修者(太田さん)に制作時間・工数の相場をヒアリングし、報酬の適正性を担保する方針。
報酬提示の考え方。クリエイターへの報酬設定では、市場相場や期待されるクオリティ・所要時間を踏まえ、時給換算などの客観的な比較軸を示すことで、提示額への納得感を得られるよう交渉の土台を作る方針で一致した。
紹介報酬の運用
紹介案件の報酬計算・支払い管理の運用ルールを確認した。
収支モデルの定義。紹介案件の収支計算は、売上をL列、外注への支払いをP列・T列、残った利益をN列として定義し、システム上の計算ルールを確認した。
エージェント導入時の報酬変動。エージェント(CA)を介する場合、既存の監修者への支払いに加えエージェント報酬が発生するため、報酬構造が変わる。今後はエージェントの有無をミーティングで都度確認・記録する。
報酬計算式の見直し。片倉氏・永井氏まわりの現行の報酬計算シートは条件分岐が複雑で数式の正確性に課題があることを確認。今後はテキスト管理のみに頼らず、ミーティングの場で直接確認・入力する運用に切り替える。
永井氏への支払い。毎月2万円の分割払いを継続。Human Voice経由の売上分は2か月かけて50%支払われる。
個別案件の報酬確認。の瀬・水崎・森谷・谷テ各氏の案件について、報酬率・入金時期・支払いタイミングを個別に確認した(詳細な金額は紹介費用分割支払表・予測データシート側で管理)。谷テ氏の案件(ノーライン社経由)は新規判明分のため、人材紹介の売上予測に反映が必要。