登場人物
株式会社アルトル代表取締役社長。人材紹介・不動産仲介・制作(同人誌・ゲーム)・研修事業を展開。
組織構築・データ整備・財務自動化を担当する外部パートナー。今回は成果報酬の算定対象の整理と、長期ビジョンのヒアリングを実施。
決定事項・合意事項
- 契約の業務範囲自体は変更しない(人材紹介・SES・不動産仲介・研修事業その他、既存の基本契約書どおり)。一方、成果報酬の算定に用いる単月売上総利益からは、今回の契約期間(〜12月末)に限り制作部門(同人誌・ゲーム制作)の売上総利益を除外する。次回の契約更新(12月末)時にあらためて協議する。
- 制作部門を成果報酬の算定対象から外す理由:既存のクリエイターに対してほぼ無料に近い報酬・権利の一部譲渡で協力してもらってきた経緯があり、そこに新たに古谷野への支払いが加わることで、既存クリエイターとの公平性が崩れることを竹園様が懸念したため。
- 定例会議への参加は、契約範囲外の関連業務として位置づける。竹園様の希望により、参加は強制でなく興味がある場合の任意参加とする。
- 制作部門の同人誌販売(株式会社エイシス経由)の売上について、正しく計上・連結できていない可能性が判明した。Pixiv Fanboxの収益(別管理)は入金元・金額とも確認済みだが、エイシス経由の売上は今年(2026年)中の入金自体は竹園様側で確認済みなものの、会計上の計上状況は未確認のため、今後精査する。
検討中の案(未確定)
会議中に方向性は示されたが、まだ正式な合意には至っていない事項。
- 制作担当クリエイターへの報酬体系見直し。現状は無報酬に近いフルインセンティブ型(成果報酬の割合も低い)だが、竹園様は「毎月の固定ベース報酬」+「部数(1000部・2000部等)に応じたボーナス」の組み合わせに変更したい意向を示した。具体的な金額・支給ラインは未確定で、今後クリエイター側に稼働実態を確認したうえで設計する。
- 事業承継・出口戦略。古谷野からM&Aや相続税対策(役員退職金による会社評価額の圧縮など)の一般的な選択肢を説明したのに対し、竹園様は「株式会社アルトル自体は売却せず持ち続け、M&Aしたい新規事業があれば別法人を立てて挑戦する」という方向性を示した。正式な意思決定ではなく、現時点での考え方の共有にとどまる。
- 有料職業紹介事業の免許買取り。竹園様が過去に検討していた、免許保有企業をM&Aで買い取る案を改めて言及。古谷野は「事業の立ち上げ・組織整理にリソースが要るため、3年後など事業が安定してからが望ましい」と提案したが、時期・実施可否ともに未確定。
- 営業・販売戦略支援の要否。古谷野は「座組み(勝ち筋の設計・説明ロジック)までは支援できるが、実行段階(実際に売る部分)は専門外」との立場を共有。新規事業の営業戦略支援を行うかどうかは、商材との相性を見ながら都度相談で判断する。
タスク・宿題・ネクストアクション
| タスク | 内容 | 期限 |
|---|---|---|
| 修正契約書の確認 | 送付される修正済み契約書の内容を精査し、問題なければクラウドサインで締結する。 | 届き次第 |
| 売上計上状況の精査 | 同人誌(株式会社エイシス)経由の売上等、計上漏れの可能性がある売上の現状を確認する。 | 次回確認 |
| 片倉氏への共有(任意) | 作成した契約構造・支援内容を片倉氏に説明する。竹園様の判断で実施する。 | 任意 |
| タスク | 内容 | 期限 |
|---|---|---|
| 契約構成の再構築 | 成果報酬の算定対象から制作部門を除外した契約体系に修正する。 | 近日中 |
| 修正契約書の送付 | 修正後の契約書をクラウド経由(PDF)で竹園様へ送付する。 | 近日中 |
| 収益構造・モデル単価の設計 | 人材紹介・不動産事業を含む各商材のモデル単価を設計する。 | 継続対応 |
背景・理由
課題・要望
- →制作クリエイター報酬の適正化現状のフルインセンティブに近い低い報酬割合について、適正な対価設定が必要という課題感が示された。
- →紹介・不動産事業への手の回らなさ案件が多く手が回っていない状態で、段階的に権限委譲していきたいという要望があった。
その他の情報共有
MVVと制作の立ち位置
竹園様から2026年8月にテキストでいただいた理念の言語化を土台に、今回のMTGで語られた長期ビジョン・制作事業への向き合い方を重ねてまとめた。
「利他を通じて、新たな価値と作品を生み出し、世界に驚き・面白さ・感動を届ける。」
利他主義。先に動き、相手の想像を超えたとき手応えが生まれ、また声がかかる。選ばれることで新しい挑戦の機会が生まれ、そこでまた誰かに与えられるものが増えていく——この繰り返しを理念の実践としている。
「私たちはクリエイティブの力を信じています。その力で世界に、明るく面白い時間を届けていきます。」
「新たな価値を創造することで、創り手・発注者・社会という三方に、豊かさを届け、共に分かち合っていく。」
未経験からでも技術と機会を与えて育てる。選ばれるクリエイターとなった先で次の世代を育て、日本から世界へ新しいカルチャーを届ける。
言われるままに何でも受注はしない。結果はデータに残し、うまくいかなかった理由も一緒に振り返る。それが築きたい信頼。
新しい楽しさを生み出す・掘り起こす・磨き直す。一つの作品で終わらせず、新しいカルチャーそのものを社会に根付かせる。
組織構築支援の全体像(半年ロードマップ)
「事業戦略のロードマップ全体図」を、テーマ別(縦軸)・フェーズ別(横軸)の2枚に分けてあらためて説明し、竹園様の認識との齟齬がないことを確認した。
- ヒアリング
- 市場調査
- あるべき姿の定義
- 大枠から逆算して細部を決定
- 理想と現実の差分を埋める
- 各メンバーへ落とし込み
- PDCAサイクルが回る状態へ移行